人間のエゴをパラグライダーで学ぶ私

さあ!
日曜日から始まっている2018年ニュージーランド・パラグライダー・オープン
中盤を折り返し益々盛り上がっております。
b0334436_12124979.jpg

・・・っていうのはウソ。

お空と風の状況が悪く、火曜、水曜、木曜とキャンセルになってしまってます。

そして、記録的な猛暑を記録した一昨日(34度!!!)はいったいなんだったんだ???!!
って感じで、本日の気温13度・・・・ブルッ153.png153.png149.png149.png


おまけに、珍しくかなりの雨と雷☔️☔️☔️
どこもかしももカラっからに乾いていたので潤っていいんじゃない?って感じですけど。


さて今回の大会。
なんかいろいろ起こってまして
去年に比べるとちょっと盛り上がりに欠けてます。(ワイワイ楽しいっていうのが全然ない)

実は大会初日から緊急用に開くパラシュートを投げた人が2人もいましてね。

あれです。緊急用のパラシュートっていうのは
もう本当にパラグライダーが修正不可能になってしまい
あとはその緊急パラシュートしか頼る事がないって時に投げて身を守るものですけど
私、日本で長くインストラクターをしている知人に
「今まで何回使った?」って質問したことがあるんだけど
その時の答えは「ゼロ」でした。

だから、はっきり言ってそれほど何度も使うものではないんだけど
やっぱりニュージーランドのこの南アルプス付近の荒れがちな天候のせいなのか
はたまた、『大会』っていうだけで『勝ちたい!』っていう人間の欲のせいなのか
初日に2人、そして翌日も1人。
さらに、1日目にケガ人が出てヘリコプター救助。
2日目にもなんとヘリコプター救助要請。
2日目はかなり危険な天候状態になってきたので、飛んでる途中で

「すぐに降りるように!」との無線が全員に入ったわけなんですが
急な、それも荒れた風向きになってきてしまい、降りるのも大変!って状態だったのです。

それでもみんな安全な場所を選んで降りたんですが
一人は降りた後に強風で川に飛ばされ全身びしょ濡れ!
カメラ、携帯もお釈迦・・・・。
まあでも、身体は擦り傷程度で済んだのでラッキーだったんですけどね。

あと、私達の友人は強風でなかなか降りられず、結局木にぶつかって降りるような感じになってしまったようで
腰を強打し圧迫骨折・・・。今シーズン彼女はしばらく飛べないでしょうね。

実はその日は大会がキャンセルされる前に、一人パラシュートを投げてましてその人も腰椎骨折。。

だ、大丈夫なのか?
ってほど立て続けにいろんなことが起こり、無線からはパニック状態の声がひっきりなしに聞こえてくるし
終ったあとも誰が怪我をした、誰があーなった、こーなった・・とみんなアブナかった話ばかりで
ちょっと異常な感じがします。



それにしても、こうゆう状況を端から見てて思うんだけども
なんでみんなそこまでしてやりたいのかなあ〜。

私も20代前半までずーーーっと『競う』スポーツをしてきた人間なので
「お前が言うな〜」って言う感じですが、まあちょっと自分のことは棚に上げておいて・・・。(スミマセン、若かったので)

もうこれって人間の煩悩とか欲とかそうゆうもんなんじゃないかな〜と。

学生の部活とかサークルとかクラブとか
そうゆう時代を過ぎたオトナの人たちが『なにか』を求めて競うスポーツ。

その『なにか』ってなんなんだろう?と彼らを見てていろいろ考えるよ。

何か目標を持って立ち向かう姿勢は大事だし
上を見て到達するっていう向上心も大事なのはよくわかる。

あと確かに『勝てば』気持ちはいいもんだよね。
でも、これってはっきり言ってその人の自己満足なんだろうなあ、とも思える。

勝つ事で周りから崇められる。認められる。ちやほやされる。
もう、そんなことされればそりゃあ人間のエゴなんてものは嬉しくなっちゃうのは当然。
そして、そこで自分自身にも『自信』がつくからね。

さあ、また頑張ろう!っていう新しい目標ができて
それに向けて頑張って努力していくっていうのは大変素晴らしいことではあると思うんですが
ただ、そうしていく行くうちにだんだんと・・・・・・

もしかしたら、必要のないエネルギーをどんどん蓄えていっているのかも。

気がつけば、自分より高い人をなんとか降ろそうと企んでみたり
下手したら、人間的にすばらしいのに自分よりも上だっていうだけで嫌いになってしまったり
はたまた、自分よりも技術が低い人を意味もなく見下したり。。。

自分がその中にいないから余計にそうゆうのがはっきり見えてしまうんだろうな。

自分も学生時代ははっきり言ってしまえば勝つ事を目標に練習していたし
上手な先輩は無条件で崇めちゃったりもしたし、自分を慕ってアドバイスを求めてくる後輩がいることでも絶対嫌な気持ちはなかったはず。

だけど、もうそうゆう10代の体育会系の経験はとうの昔のことであり
今、こうやって競っている人たちを見てると、誰もが持ってる人間の面白さ(愚かさって言ってもいいかな)
を客観的に見れて勉強になるよ。

同時に、「あ〜〜、私はこの中には入りたくないなあ〜」「入ってなくてヨカッタ」とも思うけどね。あは。




それぞれが、いろんな思い・目標を持ちながらテイクオフをする準備してます⇩

b0334436_12113737.jpg

私がとにかく願うのは
「ここで飛ぶ人たちが安全に飛べますように」ってこと。
私も歳をとったってことなんだなあ〜あはは


・・って、すでに友人一人が怪我をしてしまったんだけどね。


いやいや、、、、スポーツには怪我はつきもんですけど
できることなら、「安全に飛べる」ってことをまずありがたく思って欲しいなあ。
数週間前に知人がパラグライダー事故で亡くなっているので特にそう思うよ。


いいじゃん、人より遠くに飛べなくったって
いいじゃん、人より長く飛べなくったって

広大な自然を空から眺めながら飛べることを楽しもうよ!


なーんて、大会出場者に言ったら怒られるよね。


ところで、今晩から明日にかけて山は雪が降る・・・っていう予報ですってよ!!!
どーなってんの?



2日前はあまりの暑さに水を被っていた人もいたっていうのに・・・・⇩
b0334436_11593015.jpg

ちょっと、今日は愚痴っぽく長々と書いてしまいました。
サポーターで疲れ気味っていうのもその原因か?

読んでくれてありがとうございました!


人気ブログランキング
[PR]

by miki-argentina | 2018-02-01 13:57 | ニュージーランド | Comments(0)