ニュージーランドらしい光景
道のど真ん中を羊さんの団体が歩いて、車が止まって待つ・・・っていう光景は、”ニュージーランドの風景” とも言えるかと思いますが
意外にそのマスタリングの光景を見る事って少ないんじゃないかと思います。
時期的なものでもあるしね・・・。
今の時期は春先に生まれた羊の赤ちゃんのシッポにリングを付けるために
どかーっと集めることがあるので、たまたま私達はその日にそこを歩いたわけです。
知ってる人もいるかと思いますけど
羊のシッポは赤ちゃんのうちに切ってしまいます。(お尻が汚れてそこから虫がわかないように)
昔は非常に原始的なやり方で、熱熱のナイフでチョキン!と切って、その熱でジュー!と血止めをする・・・みたいなことが行われていたらしいですけど
今はゴムを巻いて血流を止めてしまい、しばらくすると腐ってしまったシッポがポロリと言うようなのが主流らしいです。
誰にでも話しかけるゴンは、シェパードさん(羊を管理する人たちのこと)のボスと思われる人と話し中。👇
シープドックはしっかりとボスの側で待機。
他に5人くらいのシァパードたちがそれぞれのシープドックを何匹が連れて
草原に広がっていた羊達をどんどんとまとめて行きます。
羊を脅かすシェパードの人👇
シープドックと人間とみんなで仕事してる・・・って感じ〜。
追いつめられた羊を逃がさないようにネットを用意👇
そしてあっと言う間に、何百頭の羊がぎゅうぎゅう詰め!!
無理矢理移動されてメーメー泣き叫ぶ大人の羊と
初めてのマスタリングを経験してなにがなんだかわからずパニックになって鳴いている子羊たちの鳴き声と
ワンワン吠えるシープドックと
それを操るシェパードさんたちの怒鳴り声と口笛と犬笛が
それはもうごっちゃになってすごい迫力でございました。
でも・・・・・
なんかすごくかっこよかった!!❤️
あれ?今気づいたんだけど、女性もいたわ。
たくましいんだろうな、きっと。
この日は、子羊のシッポ切りと後は薬も飲ませるらしいです。
かるーく数えて三百は超えていたので、大変な仕事ですよねー。
きっとこれもほんの一部なんだろうし・・・。
前の日に見たこの赤ちゃんもきっとこの中に含まれているはず。
そして、今はもうこのシッポにリングが巻かれ、いずれはポトリと落ちる・・わけですね。
私は昔、メリノ羊3万頭飼っているファーマーさんのところで働いていたんですけど
なんかねーシェパードって独特なオーラがある・・ような気がします。
ちょっと荒くれっぽいおっさんや若者もいるけど、中には惚れてまうやろ❤️っていうほどカッコいい人もいました。
独特な格好をしてるからっていうのもあるかな。
どんなに寒い日でもみんな短パンで、分厚いソックスをはいて、穴の開いてるようなセーターを着てる、っていうのが典型的なファーマーの格好。
犬笛を8種類だか10種類だかに使い分け、犬もそれに従って行動するわけですが
その犬たちとボス(人間)の関係もなかなかかっこいい。
ボス(人間)の言う事絶対ですからね〜。えらいよね。
(家のネコとは大違いだわ)
さて・・・
子羊の落としたシッポ・・・・。
実はですね。
家のネコたちが2回ほどお持ち帰りしたことがあるんです〜〜
すぐ側にファームがあるのでそこから拾ってきたんだろうね。
最初カーペットにコロンと白い長いもんが転がっていたので、てっきりネコじゃらしかと思って近寄ってみたらシッポでした〜。
もう最近はあまりナニを持って来ても驚かなくなったけど
不意をつかれると一瞬固まるよね。
あ〜あ、とってもニュージーランドらしいっすね!
今日も訪問ありがとうございます。
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by miki-argentina | 2016-11-24 07:02 | ニュージーランド