優しい子ども達
今朝はすごおーく珍しく、早朝から強い風が吹いてます。
ブォー〜〜〜と音がするくらい。
ここは穏やかな風がそよそよ吹くってことは滅多になく、『無風』か『強風』のどちらか。
特に朝や午前中に風が吹くってことはないので、こんな早朝、外は真っ暗なのにこの風って・・・・ちょっと不気味でもあります。
ボブでさえ、外に出てじーっと一点を見つめてるし・・・。
さて、、、
最近めっきり寒くなっていますが、昨日学校に行ったらヒーターが付いてました。
おっ! ガスだ!
大きな教室にこれが2個あったんだけど、ないよりはマシっていう暖かさ・・・かな。
この学校には体育館ってものはなく、体育はコンクリートの小さい中庭か、あとはこんな使ってない教室で行われます。
ここで椅子を使って、腕立て伏せや腹筋運動なんかをやって、その後は中庭でハンドボール。
このクラスはめったに行かないんだけど、私がこのクラスに入って行ったら、男子が全員駆け寄ってきて
”ほっぺにチュ〜” してくれました。
いや〜、びっくりした。
英語教室に来てる子もいるので知ってる子がほとんどなんだけど、そうでない男子も駆け寄って来てチュ、チュ!
なんか、やっとこの習慣(ほっぺチュx2)に慣れてきたけど、まだ男子のチューにはちょっとオバちゃん照れます。
(男は男でも見知らぬ無精髭ボウボウのオヤジはやっぱり嫌で腰が引ける・・・・)
昨日の夕方も買い物帰りに、学校帰りの子どもとすれ違ったんだけど、向こうから歩いて来る男子(たぶん10歳とか11歳)2人がニコニコしながら目の前にやってきた。
いつものように、「オーラ!」と挨拶だけしてバイバイしようと思ったら、その男子2人から意外な「チュx2」。
見た事ない男子だったんでおばちゃん一瞬戸惑ってしまったけど・・・・・ちょっと嬉しかったな。
あ、嬉しかった・・・と言えば。
ハンドボールをしていた子ども達のそばで、体育の先生のソニア(私と同い年で今はお友達)とおしゃべりをしていたときのこと。
辞書を持って調べようとした瞬間
ドスン!!
と、私の胸にボールが直撃!!!!!
持っていた辞書がどっさり落ちてしまうほど、見事なゴール。
顔には当たらず胸だけだったし、小さいハンドボールだったので大して痛くはなかったんだけど、その時の子ども達の反応がすごかった。
「大丈夫〜!?」と心配そうに駆け寄ってくる女子。
「ごめんね」と自分が投げたボールが当たってしまって謝る子。
全然大丈夫なのに、みんなが心配してくれることがなんかちょっと嬉しかったんだよねえ。
おちゃらけて、その後「うっ」と唸って倒れそうな振りをしたらみんな大爆笑してたけど。
そして、その中の男子一人は、何度も「大丈夫?」「本当に大丈夫?」と何度も声をかけてくれ、授業が終ったあとも気にかけてくれたーー。
優しいなあ〜〜。・・ってか、意外なところからの優しさはぐっと来るもんがあるよね。
実は彼は、お父さんがアルコール中毒で小さい時に虐待を受け、いろいろと問題を抱えている家庭に育っているらしい。
そして、彼自身もちょっとだけ知能的に遅れがあって、2学年下の子ども達と授業を受けている・・・
とちょっと前にソニア先生が教えてくれた。
こんな小さな村でありながら、フタを開けてみればアルコール中毒の親を持つ子どもがかなりいるって話は前にも聞いたことがある。
そんなバカ親の元で暮らさなければならない子ども達・・・・可哀想だよね。
優しい声をかけてくれたその男子生徒が無邪気に遊ぶ姿を見ながら
「彼はどんな大人になるのかなあー」とちょっと心配になりつつも、
「そのまま優しい大人になってくれよ」・・・と願うオバちゃんでした。
最後にこの写真↓
・・・・
・・・黄色の帽子を被ってる人も6年生??!!
・・・なんつったら、蹴飛ばされるかしら。
ある男子の帽子を無理矢理被せられ、目も隠され、パチリ。
遊ばれつつも、オバちゃん喜んでます。
後ろ片足上がっちゃってるし・・・。 あら、恥ずかし。
さあ、今日はこれから荷造りです!
そうまたどっか行きます。
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by miki-argentina | 2015-05-29 20:50 | アルゼンチン