村のカーニバルと騒音
カーニバル、世界中のあっちこっちで行われていたみたいですねえ。
こんなちっちゃな我がアンデス村でも、一応カーニバルと名のつくお祭りが行われました。
もともとカーニバル(謝肉祭)っていったいなんのお祭り?
と思って調べたら・・・・
元々はカトリックの通俗的な節期で・・とか
現代では宗教的な背景のない行事だ・・・とか
元々は「肉に別れを告げる宴」だった・・とか
いろんな衣装を着て歩き回る・・だとか
いろいろ書かれてましたけど、いったいこの村のカーニバルの趣旨はよくわかりません。
噂でかなりうるさくなるらしい
っていうのは聞いていたので、週末は村から脱出して隣町の人里離れた宿に泊まりに行こうと思ったんですけど
ここは土曜から4日間の連休で、おまけに世の中はバレンタインデー!ってことも重なり予約でいっぱい。
い、、、良いじゃん。
せっかくのカーニバルを間近で見てみるのも、け、、、経験でさ!
と、最近無理のある「前向き」な発言をして自分を盛り上げてみたりしてね。
で、14日の土曜日。
なんと始まりは 夜10時! なんだってさ。
いつもはベッドに入っている時間なんだけど、翌日ごん兵が休みだったので始まりの頃にちょっとだけ見に行ってみたんです。
もう疲れて動きたくないごん兵だったんだけど、頑張って9時45分まで待って「もう準備もできてるだろう」ってことでここから歩いて3分の村の中心まで行ってみたら・・・・
はい、案の定
人もまばら。
露店が出るらしいよーと言う話だったのでどんなのがでるのかと思いきや、
子どもが遊びで撒く色付きのスプレーを50本くらいテーブルに乗せて売ってるオッサンと
昭和の頃のプラスチックのオモチャを、これまた小さなテーブルに乗っけて売ってるオバちゃんの店・・・しかなかった。
焼きそばとかかき氷とか金魚とか綿飴とか・・・、せめてクレープくらい・・・いやいや、無理。
ステージらしきものも道にどっかんと作られてましたけど、お兄さん方、ついさっき始めました・・・ってくらいの作業工程で
「こりゃ絶対に10時には始まらないな」と、私達はスクエアを一周して帰ってきました。
子どももまだ少なくて小学生らしき子どもは10人いたかいないか、ってほど。
ティーンエイジャーのカップルが肩抱き合ってラブラブで座っていたのが数組。
数人の男子は手に水の入った風船を持ち歩いてました。
きっとあれを人に投げつけ、スプレーをまき散らし大暴れするんだろうな。
どうみても、面白そうなことはなさそうだったので、また戻ってみることもなく、また睡魔に勝てず11時頃ベッドに入ったら。。。すごいタイミングでパーン、パーン!と言う安い花火があがりました。
ドッカーンじゃなくて「パーン」ね。
さあ、カーニバルの始まり〜! みたいですよ。
・・・・
いつものように耳栓して寝たんだけど、耳栓してても身体に響く音楽。
ズンズンと振動が伝わってくるし、下手な女の人の歌声まで聞こえちゃう。
カラオケでも始まったのか?っていう感じの歌だったので、のど自慢でもやってたんでしょうかね。
ウトウトしてはまたズンズンドンドンと言う音で目を覚まし、本を読んでまたウトウトし・・・・っていうのを繰り返し、結局音がなくなって静かになったのが
朝5時!!!!!
翌日の村は当然、死んだように静か。
だーれも歩いてない。
2日目の『のど自慢』・・おっと違った、『カーニバル』とやらに備えてみんな寝てるようだ。
そして、日曜日2日目。
まったく音のなかった村が夜11時。一気にうるさくなる。
ごん兵は翌日仕事なのでどうしても寝なきゃならない。
だけど、あれじゃあ、どんなに頑張ったって眠れないよ!っていうほど盛り上がっていたようで、ガンガン音と振動がすごい。
おまけに、なんと終わりを告げる 花火がなんと夜中の3時過ぎ!!!! だよ!
夜中の3時の花火って・・・・・ひどすぎ〜。(朝5時に起きなきゃならない私達にはね)
それもすぐそこ(家から100メートルくらい離れたの丘)で上げられてるし。
さすがにエンディングというだけあって、20発くらいは上がってたようですけど・・・。
私は目をつむりながら安い花火の音を聞き、「よし!これで最後」「これが最後か?」と早く終ってほしいと願ってました。
最後の花火が終って、シーンとなった時の安堵感と言ったら・・・。
でも、花火の後静かになった後、思う存分眠れるならいいけど、約1時間後に起きなきゃならない私達。
そんなにすぐに寝付けるわけもなく、ウトウトしつつあっと言う間にアラームで起こされました。
二人ともすんげー不機嫌だったのは言わずもがな。
それにしても。。
いやいや〜、すごいね、村のど自慢大会 ・・・あ、違った一応カーニバルだ。
宵っ張りのアルゼンチン人だけど、ここまで宵っ張りとは・・・・。
完全に「夜行性」だね。
でも、これを楽しみにしている村人たちはたくさんいるだろうし、これもまた「伝統」的なもんだろうからね。
大事に伝統を引き継がれて行くんでしょうな。
結局私達は、盛り上がっている時(夜中2時頃)を見てないけど、ちょこっと覗きに行ったオーストラリア人は
「みんなそれなりに頑張ってた・・・」
と言う、非常に礼儀の正しい無難なコメントをしていましたが、彼の表情からみて「たいしたことなかったんだな」と言う事が伺えました。
同じ南米で同じ時期に盛大に行われている「リオのカーニバル」だったら、見る価値はあるだろうけどね。
昨日の夜はごん兵、「あ〜今晩は静かに眠れるー」ってホッとしてましたけど、
なんと、昨日の夜は犬たちの延々と吠えまくる鳴き声でまた起こされる・・・と言う始末。
んー、ガーナも騒音ひどかったけど、ここもかなりのもんです。
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by miki-argentina | 2015-02-17 19:43 | アルゼンチン