マテ茶
「マテ茶」
ここに来るまで知らなかったもの。
あ、違うか、数ヶ月前アルゼンチンを旅行した友人カップルが、
「みーんな飲んでたから買ってみたんだけど、すっげー苦くて飲めない〜!」
と、私もちょっと飲ませてもらったことがあったんだ。。。。
「甘い種類の葉っぱ」を買ったと言うものの、かなり苦かった。。。
そして、ここに来てみたら、やっぱりみ〜〜んな飲んでた!
店に行くと、このマテ茶を占める割合が普通の紅茶やコーヒーに比べて10倍くらい広いしね。
この前、鉱山に見学に行った時も、あちこちのデスクにはマテ茶を入れたカップ(マテ、ポロンゴ、グアンパなどと呼ぶ)が置いてあって、安全講習をしてくれる男性に、「あ、これマテだね!」とちょっと知ったかぶりして言ってみたら、
「飲むかい?」 と勧めてくれたので、せっかくだからいただくことにしました。
そしたら。。。。
なんと、そのお兄さんが使っている入れ物にお湯を注ぎ手渡してくれたんです。そう、お兄さんのマイカップ。
でも、せっかくなんでいただきましたよ。
ボンビーリャと呼ばれるストローの口もとをこっそり拭いてからね。。。。
あとで、聞いてみたら、どうやらこのマテ茶は回しのみをするのが常識なんだそうですよ!!!ひえっ!
マテ茶を入れてくれる人(ホスト)から渡され、飲んだ後は必ずホストに返して、ホストが違う人に回す、、らしい。自分で勝手に他の人に渡してはダメなんだって。地域、国によって多少の違いがあるようだけど、ごん兵の通訳の子の話によるとここではそれが常識だそうです。
でも、がっちり真っ赤な口紅とかつけた人の後とか、タバコを吸った人の後とか、どうしても生理的に受け付けない異性とか、大嫌いな上司とかと同じストローで回し飲み、、、、は嫌だな〜〜〜〜私。
「へ〜」「ふ〜ん」 と私が関心を示しているように見えたのか、ごん兵の事務所に帰ってからも通訳の女の子は、「じゃ、もっと飲む?」と今度は彼女のカップでマテ茶を作ってくれました。
ジャジャ〜とカップにかなりの量の葉を入れます。小さじで2杯くらい、、、とか思ってたのであまりにもたくさん入れるのでびっくり。
でも「これが普通。このくらい入れなきゃダメ!」とのこと。
え?このストローどうなってんの?? と見せてもらったらこんな感じで小さな穴があいてました。葉っぱを飲んでしまわない為にこうなってるんでしょうけど、おもしれ〜〜。 (違うタイプのストローもあります。)
「かき回したらダメよ!」 だそうです。
くれぐれも熱々の熱湯を注がないこと。もしくはしばらく置いてさましてから飲む事。熱々だと喉へ直行だからあぶないからね。
で、飲んだ後は、お約束通りカップを通訳の子に返して、彼女も飲む、そしてまたお湯を注ぎ私に渡してくれる。と言う儀式(?)を一応やってみました。
結局その日の午前中で飲んだマテ茶4杯!! ごっつぁんです!
ところで、
そもそもマテ茶ってなによ?
と、早速調べてみたら、、、あらあら、マテ茶ってかなり栄養度が高くて健康にいいんじゃん!
「飲むサラダ」とかまで言われているらしいですよ!
肉中心の南米人だからこれで栄養補給してるんだねー。うまくできているもんだ。
実は、そうゆう、身体にいいだの、栄養満点だの、と言う言葉にめっぽう弱い私。
今度町に行ったらちゃんとしたマテカップ(ひょうたんで出来たもの)を買ってきて、毎日飲むことにします!ええ。
あと、他にも面白い話があり、このマテ茶に入れるもので相手に何かを伝えると言う伝統がある地域もあるらしいです。(Wikipediaによるとね)
蜂蜜入りは、「結婚してほしい」だの、シナモン入りは「愛してる」だの。。
今時そんな回りくどい告白をする人がいるのかどうかしらなけど、ただ自分が蜂蜜が好きだからって、うっかり蜂蜜入れて勘違いされちゃったら大変だよなあ。ちなみにぬるいマテ茶は、「会いたくない」 なんだって。
そ、そんな〜。これもうっかり間違えられないようにしないとねえ。会いたくない上司とかしつこい男にはもってこいの伝え方だとは思うけど。
この前空港で待っていたら、ある女性がマイポットとマイマテ(カップ)を持ってマテ茶を作ってました。結構大きなポットでわざわざあんなのを常に持ち歩いてるんだな〜とここの「マテ茶」の根強い文化を感じました。
以上、「マテ茶」情報、お伝えしました。(興味のない方申し訳ない)
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by miki-argentina | 2014-07-29 20:03 | アルゼンチン