ハウスキーピングの仕事をしながら
時々思い出したことがあります。
それは・・・・・
アフリカのハウスキーパーたち。
タンザニアの鉱山キャンプに住んでいた時は
何日もかけて帰らなければならないような、遠い場所から働きにきている人がたくさんいました。
鉱山のメインは男の仕事だけれど
キャンプの部屋掃除、洗濯などは女の仕事。
私達の部屋にももちろん毎日掃除にきてくれたんだけど
最初に彼女達の掃除の仕方を見てびっくりしたもんです。
タンザニアキャンプの私達の最初の部屋👇👇(一部屋とシャワーとトイレがついている簡単なもの)
と、掃除をしにきてた女の子。。。
名前、なんだっけかなあ。アシャーだったかな。
掃除の女の子たちはこうやって長靴で仕事するんだけど
この長靴をずさっ、パコーン、ずさっ、パコーン(パコーンは長靴のゴムの音)と引きずりながらゆ〜〜〜くり歩くのがタンザニア流。
もちろん、仕事もすべてゆ〜っくり。
ポーレポーレ(スワヒリ語でゆっくりゆっくり)が合い言葉ですから!
掃除って言っても、入り口と部屋の段差もない、タイル張りの部屋なので
ささ〜〜っとほうきで軽く掃き、そのままほうきでゴミを外に掃き出します。
部屋の端っこに死んだトカゲとかもいるからね。
そして、モップがけ。
問題のモップがけ!
バケツに洗剤を入れたどうみてもキレイそうじゃない水にモップをぬらし
バケツについている穴みたいなのにモップを通して水を切る。
とうぜん水なんか切れるわけはなく、水ぽったぽったたれてます。
手でなんか絞りませんよ。
そしてそのまま部屋の一番奥から、右〜〜左〜と横に往復しながら床をなでてって
そのまま後ずさりして部屋から出て終わり〜
ゴシゴシとかキュッキュとかそうゆう言葉はなし。
ただ床を水で濡らしているだけだから。
びしゃびしゃのモップで床をぬらすのが目的・・・?
まるでペンキ塗りでもしてるのか?
ってくらいゆっくりなモップ拭き!
まあ、でもアフリカの粘土状の赤土が着いた仕事靴で入り込む人もいるし
(たいては入り口で脱いでるけど)
普段の靴では土足で出入りするので、一応モップでなでてあげればキレイになったような気がするんですね。あは。
最初はそんな彼女達と会話をするのも私の日課だったので
一応してもらってたんですが、途中からどうにもこうにも見ていられず
丁寧にお断りをして自分たちの部屋は自分で掃除するようにしたんですけどね。
若干赤土色だと思っていた部屋のタイル、
自分でこすってみてびっくり。
軽くこすっただけで真っ白〜〜!!になりましたわ。
夕方になると、一輪車で乾いた洗濯物を各部屋に運ぶタンザニア人ハウスキーパー。
(部屋からこっそり撮ったら見られた!!)
さて、
ガーナでも同様に掃除のする女の子達がいまして・・・。
ガーナの鉱山はそれほど町や村から離れていなかったので
その辺の地元からやってくる子がほとんど。
私達の部屋掃除はしてもらうことがなかったんだけど
彼女達の掃除っぷりを端で見ている限り、
やっぱりアフリカ式だったなあ〜。
歌を歌いながらの〜んびり。
噂によると、テレビつけて観ながらやってる子もいたりして注意を受けたり
あるべき物がなくなってしまっていたり・・・
と、いろいろ問題はあったらしいヨ。
そう思うと、アフリカの時間はなんだかゆっくり流れているのかもしれないな〜。
まあ、掃除の規模も質も違うんだけどね。
、、、と、ちょっとアフリカの掃除の仕方を思い出し
せっせと水一滴も残さない、鏡のわずかな曇りも残さない
そして、時間との戦いの掃除をしなければならない今のハウスキーピングの仕事との雲泥の差を実感するのでした。
タンザニアの掃除のお姉ちゃんの斬新なタマネギ頭髪型を最後に👇
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