迷子のカモの赤ちゃん

ゴンの育った町から、ワナカまでは車でだいたい4時間ほど。

私はその町からマウントクックまでほぼ毎週、片道2時間半かけてホストファミリーの家に遊びに行ってたのでもう何度となく通った道。
スピード違反で罰金$300を取られたのもその道。(あ〜イヤな思い出だ)

テカポを過ぎて、長ーいほぼカーブのないまっすぐの道をしばらく走るところがあるんですが
そこを走っているとき、ゴンがいきなり
「オーマイガー!なんであんなところにいるんだ!!」
と大声をあげて100キロで走っているのに止まったんです。

私は見てなかったんだけど、なんとパラダイスダックの赤ちゃんが2匹道を横切っていたんだそうだ。

パラダイスダックは一生ツガイでダックリン(赤ちゃん)も2羽で交互によく面倒みてるのを春には見かけるんだけど
なんとそのとき私達が見たのは、高速100キロ以上でみんながバンバン走っている所を、たった2匹でよっちよっちと歩いている赤ちゃん達だったのですよ。

ゴンは、「こんな所にいたら絶対引かれて死んじゃう!」と、とりあえず確保して道脇に行って親を捜しました。
どっかにエサを探しに行ってるのかもしれないけど、それにしても2匹(両親)のどっちもいないのはおかしい。。。

しばらく待ったんだけど、親の鳴き声も聞こえなければダックの気配はまったくなし。

・・・
・・・
さあ、どうする?!


・・・

・・

結局、ゴンは「放っておいて見殺しにするなんてことはできねー」と言い張り、確保しました。

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とりあえず、クーラーバックがあったので、そこに入ってもらう。

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水がまったくない所にいたので、水をちょこっと入れたら暴れてビッショビショ〜〜のダックリンたち。

家までの2時間の間、ピーピーとずっと鳴いてたけど
私達が声をかけると静かになって、しっかり反応してるのが可愛かった〜。


でもさ、どうすんの?これ?
と言う不安と疑問だらけの私とは違って、すっかり「オレんちの子」にする気マンマンのゴン。

車を運転しながら、「グーグルでダックリンの育て方を調べろ!」とか言っちゃうし。。。。

でも、家じゃ絶対無理だし、どうしていいかわからなかったので
そんな時はこの人(→🐏)に聞くしかないでしょ〜!ってことで、早速携帯でゆうさんにメールを送りました。

そしてとりあえず無事家に着いたダックリンたち。
「猫たちに気づかれないように静かに〜!」と言ってももちろんわかるはずはなくピーピーピーピー。
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なんだなんだ!!??とすっごい興味津々のスコティ☝️


まずは段ボールで休んでもらう事にして・・・
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もうその頃にはモンティもスコティも「なんだ?なんだ?面白いオモチャか?食えるんか?」とすごい寄ってきてアブナイアブナイ。
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ゴンに抱えられたモンティーと、なんとか高い所から「獲物」を観察するスコティ☝️



と、その時、私の携帯にピーン!とメッセージ。
羊の国のムツゴロウさん。。。。じゃなくて、ゆうさんでした。

どーしよ〜レスキューしちゃった〜!とうろたえる私にゆうさんは非常に冷静に

パラダイスダックはペットとして飼っちゃダメなこと。
ダックは赤ちゃんでも自分でエサを取れること。
仮にゆうさん家に一時預かってもらっても、あちらも猫が2匹いるのでまず無理なこと。

・・・といろいろと教えてくれまして、一番良い方法として湖に放すこと、、に決定しました。

非常に残念そうな男が一人いましたけどね。007.gif


で、「頑張って生きろよ!」と2匹を放したんだけど
なんと、たった2時間ちょい確保しただけなのに、ダックリンってば私達が親だと思ってる!!!!!

ついて来ちゃうんだよ。私達に。
声を出したらてきめん!ゴンの足の周りに集まって来るんだよ、これが!!
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マズイでしょ〜これは。。。
可愛いすぎだもん!オッサンメロメロだ!

でも、ここは心を鬼にするしかないよ、オッサン!とよく言い聞かせ
ピーピー鳴いてるダックリンたちを追いて走って帰ってきました。
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あ〜〜〜!!可愛すぎる〜!なんか、子どもを捨てて来たみたいな罪悪感でいっぱいだ〜!と、涙いっぱいのゴン。

そ、そこまで感情移入しちゃったか?オッサン?

まあ、確かに可愛かった。
あんなにすぐ懐いちゃうんだもん、可愛くないはずはない。
よりによって、ダックリンの中でも一番美しいパラダイスダックの赤ちゃんだもんね。



実は私達が湖畔にいた時、5、6歳の女の子が二人いて、その子達が1匹のカルガモの赤ちゃんを追いかけてたんです。
どうもそのカルガモ赤ちゃんもお母さんとはぐれてしまったらしい。
そこにもいたか、迷子のダックリン。

この春の、鴨の赤ちゃんがあっちこっちで生まれる時期。
親が事故とかでいなくなったり、親とはぐれてしまったり
はたまた別な生き物(ウナギとか鳥とか)に食べられてしまうのは自然の中では仕方ないことないことなんだろうな。



わかってはいるけど、やっぱり目の前ではぐれている赤ちゃんをみちゃったら・・・

んーーーー難しいっすね。

ダックリンたちよ、どうか頑張って行き抜いて大人になってください。


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by miki-argentina | 2016-10-25 10:38 | ニュージーランド | Comments(0)