塀の中のカフェ
「何見てんのよ!」って言う、声が聞こえてきそうな貫禄があります。
でも「かわえ〜っ!」と近寄ったら逃げられました。
さて、その友人ブレイクが、
「ここに来た友人は最初みんなここへ連れてくるんだ」
と、ランチにカフェに連れてってくれました。 ↓
でもその左隣をよーく見て頂きたい。
厳重なフェンスが見えますね。
実は、このカフェ 『刑務所内』にあります。
そして、ここで働く人たちはすべて受刑者!!!!。。。。。
利益を目的としていてないのと、税金がかかってない(らしい)ので、ここのメニューはとんでもなく安い!
きっとそれが魅力なんでしょね。私たちが行ったランチ時は外までずら〜っと行列ができてました。
行列のそばで、オーダーを取る女性がいたんだけど、もちろん彼女もなにかやらかして事情があってこの刑務所にお世話になっている人。。。だよね。
レジでお金を受け取る人も、中で料理している人も、ウェイトレスさんも。。。。
みーんな 受刑者!
そう思うと、その人の裏事情とかを想像したり、「そういえば、怖そう」とか「犯罪犯したような人には見えなーい」とか勝手に顔や雰囲気に何かを見いだそうとしまうから私ってダメな奴だよねー。
行けないと思いつつ、何気なくこっそり彼女たちの表情や働きっぷりを観察しながら
「あの人、いったいどんなことをして刑務所に入ったんだろう?」
とかあれこれ想像してしまう私でした。
人間見かけで人を判断してはいけませんね。はい、すみません。
ブレイクの話によると、当然そこで働ける人は、すでに長い受刑期間を終えてもうすぐ娑婆の空気を吸える人だったり、軽い刑の人だったりするそうなので ”アブナイ” 人はいないから安心していい、、、らしい、、、、けど。
オーダーを取る元気な女性に、ある人が
「こんなすばらしい所で働けて良いわね〜」 と声をかけたら
「そうよ、ここで働く為に犯罪をおかしたんだから!」 と 笑いながら軽〜く冗談言ってました。
さすがに、「なにしたの?」と聞く人はいなかったな。。。はは、当然だわな。
さて
私たちが食べた料理はこれ。
よっぽど人気なんだろうね。
私はこれ。↓ タコスサラダ
けど、コレが超うまかったんだな〜。
皿まで食べちゃったほど。 (この皿がまだ美味しかったんだ)
2メートルの巨大な身体のブレイクには、私は小さなおばさんに見えるんだろうね(体重半分だし)
「そんな身体でどこにコレが入るの?」と私の食欲にびっくりしてました。
ごん兵のは見かけがいまいちだったので写真なし。(私のサラダの奥に見えるのがそれ)
でも、マーブルパンも手作りで美味しかったらしいです。
これに巨大カップの飲み物がついて一人500円もしないんだから、そりゃ人気でるよな〜。
本当は、店内をばーっと写真撮ったり、働く人たちの写真も撮りたかったんだけど
なんか怖くて撮れなかったよ。。。。
どんな理由であの刑務所に入ったのかそれぞれだろうけど、とりあえず今あんな明るい人気の出ているカフェで働くことができる環境を与えてもらえるのは幸せなことなんじゃないかなー。(彼らがそう思っているかどうかはともかく)
少なくとも私たちが行った時に働いていた人たちは、’みんな笑顔だったのであの仕事を楽しんでいるんだろうなと思う。(思いたい)
そして、あわよくばそこで何か新しい喜びや自分の隠れた才能なんかを見つけられたらそれはとってもすばらしいことだろうね。(そう願う)
二度とまた塀の中へ戻って来ないよう、彼らの未来が明るいことを願います。
美味しいタコスサラダごちそうさまでした。
ソルトレイクシティーに行ったら、また行きたい。
今日も訪問ありがとう!
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by miki-argentina | 2014-09-20 23:19 | 旅:アメリカ